ナイフ

 

平治作 和式ナイフ

アウトドアライフで最高の切れ味を感じていただく鍛造和式ナイフ。切れる刃物を持つことはあらゆる場面に必要ではないでしょうか?
また、マタギ用の伝統打刃物を再現した大きめの剣鉈は狩猟用としても最高です。

ご希望であれば貴方だけのオリジナルも製作可能です。また、当店オリジナルの刃物は最初から最後まで手作りです。基本的に特に自然木などを柄等に使用したものは、同じものが2つと出来ません。一つ一つが持つ、それぞれ違った表情をお楽しみ下さい。

和式ナイフは砥石でじっくりと時間をかけながらご自身 で研いで切れ味を蘇らせる事も楽しみの一つですが、どうしても困難になった場合など、当店までお送りいただければ研ぎなおしも致します。(詳しくはお問い合わせください)

■平治作 和式ナイフ
当店製作の和式ナイフの一例になります。ご要望に応じて製作させていただきます。ご相談くださいませ。

■平治作 切り出し小刀
繊細な竹細工などに、その切れ味の真価を発揮する小刀です。日本の文化に古来よりしっかりと根付き、同時に日本人に最も愛着をもたれている
刃物のひとつです。そういった意味では、和式ナイフと呼ばれる打刃物の源流になるかも知れません。

 新潟・岩崎重義刀匠に教えを請い生み出した、最高の切れ味を感じる事が出来る珠玉の小刀です。日本刀を研ぐ際にも使う「内曇り砥」で準刀剣仕上げです。
切れ味はもちろんのこと、その凛とした容姿もお楽しみください。

●錬鉄・和鉄とは?

 当店が刃物を製作するにあたり地金に使用しているのは主に極軟鉄・錬鉄・和鉄になりますが、それらの中で錬鉄・和鉄について簡単ですがご説明させていただきます。

錬鉄は明治期(当店の物は100~120年前)に海外で作られた輸入鉄で、現在製造される鉄(極軟鋼)よりもずっとやわらかい鉄です。
さらに錬鉄自体が極軟鋼よりもずっとねばりが少なく、研ぐ際にサクサク研げます。また砥汁が研磨剤として非常に優れた物になる為、非常にいい刃を付ける事がが出来ます。しかし、現在生産されることはほとんどなく、錬鉄自体の量が時間とともに減少しているうえ、その中でも良質の錬鉄は希少性が高い物です。

和鉄はそのさらに以前、主に江戸期まで「たたら製鉄」という日本古来からの、また日本独自の方法で生産された鉄です。やはりコスト面から、大正十二年頃、商業生産を終了し、現在ではほとんど生産される事はありません。錬鉄同様、刃付の際に砥石への「アタリ」が素晴しいです。
錬鉄よりもさらにやわらかく、錬鉄より僅かにねばりがあります。錬鉄同様、現代の極軟鉄比べ、粘りが少なくサクサクと研げる感触があり、刃付きが良く、成分中の「ゴマ」と呼ばれる不純物が細かく・均一に含まれる良質な物はさらに希少性が増します。

繰り返しになりますが、和鉄であれ、錬鉄であれ、いずれは無くなってしまうと思います。時折、「錬鉄が売りに出されたよ」との情報を頂きサンプルを買いますが、良い物はほとんど無いと言うのが現実です。そして実際作ってみても最終工程で不良個所が出てきて商品にならなくなってしまうということがしばしば起こってしまっています。

申し訳ございませんが現在和鉄・錬鉄の刃物は製作のめどが立っておりません。
また、大きいものは今後できなくなってしまうかもしれません。和鉄錬鉄の刃物に関しては何か仕上がった際には 当サイトやFacebookでご紹介させていただきます。